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夏に向けた予防と健康チェックのご案内

2026.06.25
その他

夏に向けた予防と健康チェックのご案内🌿


フィラリア・ノミダニ予防と、この時期におすすめしたい健康診断について🐶🐱

暖かい日が増え、春から夏にかけては、わんちゃん・ねこちゃんにとっても過ごし方が変わる季節です。
この時期は、フィラリア予防やノミ・マダニ予防を始める大切なタイミングであると同時に、健康状態を見直すよい機会でもあります。

当院でも毎年この時期は、予防についてのご相談に加えて、健康診断についてのお問い合わせを多くいただきます。
今回は、夏に向けて気をつけておきたい予防のポイントと、あわせておすすめしたい健康チェックについてご紹介します。


■ 🦟 フィラリア予防・ノミダニ予防の季節です

気温が上がると、蚊やノミ、マダニの活動が活発になります。
蚊が媒介するフィラリア症は、心臓や肺に大きな負担をかける病気です。
また、ノミやマダニは皮膚トラブルの原因になるだけでなく、さまざまな感染症を運んでくることがあります。

こうした病気から大切なご家族を守るために、毎年きちんと予防を続けていただくことが大切です。


■ 📅 当院でおすすめしている予防期間

近年は、秋になっても暖かい日が続くことが多くなっています。
そのため当院では、気候もふまえて次のような予防期間をご案内しています。

・ノミ・マダニ予防:12月ごろまで
・フィラリア予防:11月、または暖かさが続く年は12月ごろまで

蚊やマダニの活動時期は、その年の気温や生活環境によっても変わります。
「いつまで予防を続けたらよいか迷う」という場合も、どうぞお気軽にご相談ください。


■ ⚠️ ノミ・マダニ予防は、皮膚トラブル予防だけではありません
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)にも注意が必要です

近年、マダニが媒介する感染症としてSFTS(重症熱性血小板減少症候群)が広く知られるようになってきました。
SFTSはウイルスによる感染症で、人だけでなく犬や猫も感染することがあり、特に猫では重症化しやすいことが知られています。

これまでSFTSは西日本を中心に報告が多い病気とされてきましたが、近年は報告地域が広がっています。
神奈川県でも人の感染例が報告されており、県内で猫の感染事例も確認されています。
また、近隣県でも人や動物での感染報告がみられており、以前より身近な感染症として意識しておきたい状況です。

SFTSは重症化すると命に関わることがあり、人では致死率がおよそ3割前後、猫ではさらに高く、報告によっては6割前後にのぼることがあります。
犬での報告は猫ほど多くはありませんが、発症例や死亡例も報告されており、注意が必要です。

SFTSは、主にウイルスを持ったマダニに咬まれることで感染します。
草むらや河川敷、山道などはもちろん、身近な公園や植え込みにもマダニが潜んでいることがあります。

そのため、ノミ・マダニ予防は「かゆみを防ぐため」だけではなく、感染症から動物たちを守るためにもとても大切な予防です。
また、マダニが媒介する病気の中には人にうつるものもあるため、動物の予防はご家族の健康を守ることにもつながります。


■ 🏡 ご家庭で気をつけたいこと

・ノミ・マダニ予防薬を忘れず継続する
・草むらや水辺に行ったあとは体表を確認する
・耳まわり、顔まわり、足先などもチェックする
・発熱、食欲不振、元気消失、嘔吐など気になる症状がある場合は早めにご相談ください


■ ☔ 梅雨から秋にかけては、レプトスピラ症にも注意が必要です

この時期にもうひとつ気をつけたい感染症が、レプトスピラ症です。
レプトスピラ症は、ネズミなどの野生動物の尿に含まれる細菌によって感染する病気で、汚染された水や土壌に触れることで感染します。
犬では重い肝障害や腎障害を起こすことがあり、人にも感染する人獣共通感染症です。

特に注意したいのは、梅雨から夏、秋にかけての雨が多い時期です。
雨の後の水たまりやぬかるみ、川辺、湿った草地などでは感染リスクが高くなると考えられています。
川遊びやキャンプなどのアウトドアが好きなわんちゃん、水辺や草むらの多い場所をよくお散歩するわんちゃんは、より注意が必要です。

神奈川県内でも、レプトスピラ症は毎年のように報告があります。
そのため、生活環境によっては、こうした感染症にも目を向けた予防が大切になります。


■ 💧 レプトスピラ症予防のために気をつけたいこと

・雨上がりの水たまりやぬかるみをできるだけ避ける
・川や草むらで遊んだあとは足元やお腹まわりをきれいにする
・野生動物が多い場所での行動に注意する
・生活環境によってはワクチン接種について相談する

「うちの子はレプトスピラのワクチンを打った方がよいのかな?」という場合も、生活スタイルにあわせてご相談いただけます。


■ 🩸 フィラリア検査のタイミングで、健康チェックもおすすめしています

フィラリア予防を始める前には、フィラリアに感染していないかを確認するためのフィラリア検査が必要です。
そしてこのタイミングは、健康診断として血液検査をあわせて行うのにとてもよい機会でもあります。

フィラリア検査の採血にあわせて血液検査を行うことで、

・貧血の有無
・炎症の有無
・肝臓や腎臓の状態
・血糖値やたんぱくの状態
・体の中で起きている変化の早期発見

などを確認することができます。

見た目には元気に見えていても、体の中では少しずつ変化が起きていることがあります。
動物たちは不調を言葉で伝えることができないため、元気なうちに健康状態を確認しておくことがとても大切です。


■ 🔎 健康診断は「元気な今」だからこそおすすめです

「特に症状はないし、元気そうだから大丈夫」と思うこともあるかもしれません。
ですが、わんちゃん・ねこちゃんは体調の変化を隠してしまうことが多く、症状が出たときには病気が進んでいることもあります。

健康診断では、普段の診察だけでは見つけにくい変化を確認できることがあります。
たとえば、

・体重の変化
・心雑音や不整脈の有無
・歯やお口の状態
・皮膚や耳のトラブル
・血液検査でわかる内臓機能の変化

などを確認することで、病気の早期発見や、今後の体調管理につなげることができます。

また、元気なときの体重や血液データを把握しておくと、将来体調を崩したときに比較しやすくなるというメリットもあります。


■ 🐾 特に健康チェックをおすすめしたい子

フィラリア検査の時期の健康チェックは、すべてのわんちゃんにおすすめですが、特に次のような場合は一度ご相談ください。

・7歳以上になり、シニア期に入ってきた
・最近、お水を飲む量や食欲に変化がある
・体重の増減が気になる
・元気はあるけれど、年齢的に一度しっかり見ておきたい
・以前の血液検査からしばらく時間があいている

「病気というほどではないけれど、少し気になることがある」という場合にも、健康診断はとても役立ちます。


■ 🌻 夏を元気に過ごすために

これからの季節は、暑さ対策だけでなく、フィラリア予防・ノミダニ予防、そして感染症対策や健康管理も大切になります。
春から初夏は、予防を始める時期であると同時に、体の状態を見直すよい機会でもあります。

当院では、

・フィラリア予防
・ノミ・マダニ予防
・フィラリア検査
・血液検査を含めた健康チェック
・レプトスピラ症を含めたワクチンや感染症予防のご相談

を受け付けています。

「うちの子はいつまで予防が必要?」「フィラリア検査のときに血液検査も一緒に受けた方がいい?」「レプトスピラのワクチンは必要?」など、気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
大切なご家族がこれからの季節も元気に過ごせるよう、当院でもしっかりサポートしてまいります。